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転職での書類選考が通らない理由【足切り項目編】

転職での書類選考が通らない理由がわからなくて悩まれている方はたくさんいらっしゃるかと思います。

自分の仕事の経歴なら自信持って面接受けられるのに、なぜか書類選考で落とされてしまうという方もいらっしゃると思います。

筆者も海外駐在経験ありでTOEICスコアも850以上あり、また仕事での実績も積んできた上で転職活動を始めたのですが、書類選考を通過することがなかなかできませんでした。

転職エージェントのキャリアアドバイザーや人事の知り合いに色々と聞く中でわかったことがあります。

それは企業によっては書類選考に足切り項目を設定しているということでした。

この記事を読むと、書類選考が通らないのか、企業が設定している足切り項目はなにかについて知ることができます。

転職での書類選考が通らない理由の前に面接までの流れをおさらい

転職での書類選考が通らない理由の前に、まずは一般的な書類選考の流れを見ていきましょう。

  • 転職サイトを使って企業に応募する場合
    応募者が転職サイトに登録 → 求人確認 → 求人に応募 → 企業の人事担当者の書類選考 → 面接
  • 転職エージェントを使って企業に応募する場合
    応募者が転職エージェントに登録 → 転職エージェントの担当者と面談 → 求人に応募 → 転職エージェント内の書類選考 → 企業の人事担当者の書類選考 → 面接

このように転職エージェントを通して求人に応募する際は、実は書類選考は2回あり、「転職エージェント内での書類選考」と「企業の人事担当での書類選考」を通らないと面接まで辿り着けません。

転職での書類選考で企業が設定する足切り項目

転職での書類選考には企業側で設定している足切り項目があります。

これはあなたが転職しようと思った時に、自分ではコントロールできません。

大きくは下の5つがあります。

①年齢
②転職回数
③学歴
④性別
⑤資格

一般的に企業の人事採用担当者は履歴書→職務経歴書の順で書類の確認をします。

上記の5点は履歴書を確認すればわかりますので、履歴書に1つでも足切り項目に合致するものがあればその時点で職務経歴書は読まれずに書類選考は終わりです。

大手企業に多い傾向ですが、どんなに経歴が素晴らしく、職務経歴書も完璧に書けていたとしても企業側のフィルターによって弾かれる場合があります。

もっと言えばその企業が求めている人材像に完璧にマッチしているとしても上記の要因があればあなたがその企業に書類を審査されることは難しいかもしれません。

では一つずつ理由を見ていきましょう。

転職での書類選考で企業が設定する足切り項目①年齢

転職での書類選考で企業が設定する足切り項目で代表的なのが年齢です。

応募した企業が設定している年齢から外れている場合は足切りされます。

だいたいの企業が30歳もしくは35歳を区切りに採用する転職者の年齢を設定しています。とはいえプラスマイナス1~2歳くらいの変動はあります。

下記理由から基本的に年齢が若い方が転職には有利です。

直属の上司が転職者より年下だと、二人ともがやりづらさを感じるだろうと懸念されるから。

年齢が高いと給料を低く設定しづらいから。

年齢が高くなるほど求めるスキル・経験の水準が高くなるから。

ギリギリ30代前半であればポテンシャル採用されることも考えられますが、30代後半以降は 即戦力としてのスキル・経験が求められます。

転職での書類選考で企業が設定する足切り項目②転職回数

転職での書類選考で企業が設定する足切り項目の2つ目の代表的なものが転職回数です。

応募した企業が設定している転職回数より多い場合に足切りされます。

転職回数も基本的には少ない方が転職には有利です。

具体的に言うと平均的な企業では20代で2回の転職歴、30代で4回の転職歴。

本当に厳しい企業などは20代で1回、30代それ以降で全部で2回までの転職歴など。

「すぐ辞めてしまうのではないか」、「性格的に問題があるのではないか」と懸念されるからです。

また企業によっては単純に転職回数を見るところもあれば勤続年数を重視するところもあります。

勤続年数ではほとんどの採用担当者が3年を目安にしており、それより短い勤続年数であれば「長続きしない人」と見られてしまうでしょう。

最近は転職をすることが珍しいことではなくなってはいるものの、今の日本ではまだまだ転職回数も大きなポイントになっています。

転職での書類選考で企業が設定する足切り項目③学歴

転職での書類選考で企業が設定する足切り項目として学歴もありますよね。

ここでは学歴を2パターンで考えます。

1つは大学院卒・大卒・短大卒・専門学校卒・高卒・中卒などの最終学歴を指す場合。

もう1つは大卒の場合の卒業した大学の名前や偏差値の高低を指す場合。

1つ目の最終学歴の場合はわかりやすいです。

求人にも応募条件に高卒以上や大卒以上と記載されています。

もう一つは大卒以上と書かれている場合でも卒業した大学の名前や偏差値でフィルターをかけている場合です。

企業によっては卒業した大学の(名前・偏差値)でフィルターにかける場合があります。

超大手企業の場合は早慶上智や旧帝大などの偏差値上位の大学以上でないと書類選考に通らないことがあります。

これが世間で言われている学歴フィルターです。

転職での書類選考で企業が設定する足切り項目④性別

転職での書類選考で企業が設定する足切り項目ではその他に性別があります。

男女雇用機会均等法があるので募集条件には「女性のみ募集」や「男性のみ募集」は記載できないのですが、間違いなく性別によるフィルターはあります。

とくに事務系の求人は記載していないですが実質的に「女性のみ募集」をしている傾向が強いです。

転職での書類選考で企業が設定する足切り項目⑤資格

転職での書類選考で企業が設定する足切り項目の最後は資格です。

当たり前ですが募集要項に書かれている資格がない場合も書類選考を通ることはありません。

採用の募集要項に書かれている資格は前提条件なのです。

例えば危険物を扱う仕事の求人があったとして募集条件に「必須資格:危険物取扱者 甲種」と記載されていてあなたがその資格を持っていない場合も採用しても仕事になりませんから、職務経歴書が読まれることはありません。

ただ資格に関しては今からでも努力次第で取得することが可能なものであれば、取得してから再度応募することを検討してもいいと思います。

転職での書類選考で足切り項目を企業が設定する理由

転職活動の書類選考での足切り項目を企業が設定する理由は簡単です。

応募者が多すぎるからです。

募集をかけたら何百人単位で書類が送られてくるような企業の場合、人事担当者の立場に立ってみると、書類に目を通すだけでもかなりの労力を要すことが分かるでしょう。

そのため書類選考での足切り項目を設けて応募者をふるいにかけます。

大手企業や人気企業に応募すること自体は悪いことではありませんが、自信を持って出した応募書類で書類選考に落とされるなら、その企業は諦めて別の求人に応募することをオススメします。

転職での書類選考での足切り項目で悩む前に

転職での書類選考での足切り項目は悩ましいですよね。

ほとんど今からでは自分ではコントロールできないことばかりだから。

それでも大手企業や人気企業を狙いたい気持ちはとてもよく分かります。

ですが、あなたの目標は大手企業や人気企業に転職することでしょうか。

おそらく違いますよね。

日本に存在する会社の99%はそれほど有名でもない中小企業です。

大手企業でも人気企業でもない中小企業でも幸せに働いている人はたくさんいます。

現に筆者は従業員100人程度の中小企業で働いていますが、とても満足しています。

また職務経歴に自信がないという方も「書類選考なし」の企業も沢山あります。

この際、そういった企業を受けるのもありではないでしょうか。

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